<マリタイムカレッジシリーズ>
船舶の管理と運用

商船高専キャリア教育研究会 編
A5・160頁・定価(本体1,900円+税)
ISBN978-4-303-24000-4
初版2012年2月発行


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 概 要
これまで商船高専・商船学科の専門科目の教科書は商船系大学の先生が執筆した図書を使用することが多かった。優良図書もたくさんあった。しかしそれらは,現代の商船高専や海上技術短期大学校の学生にとって,説明が難解なものとなりつつある。そこで私たちは,商船高専や海上技術短期大学校の学生向け,または社会人となった新人海上職の技術者用の基礎図書を提供したいと考えた。この入門書によって,何よりもまず,船の仕事に興味を持ち,海のこと,船のことを好きになってほしい。

これまでの教科書は,最低限の専門知識を持った動機付けのある学生・社会人技術者を対象としたものが多かった。しかしながら,現代の学生は,船舶についての意識レベルが必ずしも高いわけではない。もちろん,この意識レベルは学生の優秀さと直接の関係はない。30年前のような船員がたくさんいた時代ではなくなり,学生たちが船を身近に感じられなくなったことが原因であろう。そこで本書では,船に親近感を持つことができるように,写真と図を多用し,学生の視点に立った分かりやすい内容・表現を心掛けた。

本書は3部構成となっている。第一部はCHAPTER 1と2である。海上輸送技術の意義や役割,そして船の歴史を導入用にまとめている。基礎知識として役立ててほしい。第二部はCHAPTER 3〜6 である。この4つの章は本書の基幹を成しており,商船運航技術者が押さえておくべき基礎的な内容を厳選して取り上げている。すなわち,3級海技士(航海)に不可欠な内容である。最後の第三部はCHAPTER 7〜9であり,船舶の管理と運用をより深く学ぶために,船舶の性能,操船に関してまとめた。(「読者へのメッセージ」より抜粋)
 
 目 次
CHAPTER 1 船の役割
1.1 もし地球の大陸分布が違っていたら
1.2 現実の大陸分布から見た海運の役割
1.3 船の特色

CHAPTER 2 船の歴史
2.1 船の始まり
2.2 帆船の誕生と進化
2.3 大航海時代
2.4 高速帆走商船の活躍,そして帆船時代の終焉
2.5 汽船の誕生から現代まで
2.6 安全な航海を目指した海難との戦い

CHAPTER 3 船の種類と構造
3.1 船の種類と用途
3.2 各部名称
3.3 構造様式
3.4 船の外形と要目
3.5 船のトン数
3.6 喫水などの記号

CHAPTER 4 船の設備
4.1 錨
4.2 舵と操舵装置
4.3 救命設備
4.4 消防設備

CHAPTER 5 船体の保存と手入れ
5.1 船体の保存
5.2 ドック
5.3 検査

CHAPTER 6 船用品とその取扱い
6.1 船舶用ロープ
6.2 ワイヤロープ
6.3 属具
6.4 塗料

CHAPTER 7 舵とプロペラ
7.1 舵の作用
7.2 プロペラの原理と各部名称
7.3 プロペラの性能

CHAPTER 8 性能に関する基礎知識
8.1 操縦性能
8.2 旋回性能
8.3 緊急停止試験と停止性能
8.4 変針性能
8.5 当舵・保針性能

CHAPTER 9 錨泊,入港から出港までの操船
9.1 入港・着岸の操船例
9.2 錨泊
9.3 入港と係留
9.4 出港
 
 執筆者一覧
CHAPTER 1 小林豪(広島商船高等専門学校)
CHAPTER 2 遠藤真(富山高等専門学校)/伊藤政光(鳥羽商船高等専門学校)
CHAPTER 3 河村義顕(広島商船高等専門学校)/片岡英明(清水海上技術短期大学校)
CHAPTER 4 児玉敬一(弓削商船高等専門学校)/笹谷敬二(富山高等専門学校)
CHAPTER 5 清田耕司(広島商船高等専門学校)/鶴田誠(唐津海上技術学校)
CHAPTER 6 水井真治(広島商船高等専門学校)
CHAPTER 7 湯田紀男(弓削商船高等専門学校)
CHAPTER 8/9 岩崎寛希(大島商船高等専門学校)
編集幹事 遠藤真/水井真治


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